037 腹痛の改善

東京都中央区月島にお住まいの30代男性立ち仕事の店員

以前から緊張をするとお腹が下る事はあった。病院では過敏性腸症候群との診断を受けていた。最近、下るのではなく中央から左の腹部に痛みが出るようになる。食後の30分~1時間くらいに痛くなる事が多く、排便後に少し楽になる気がする。痛みは持続性ではない。医師にすすめられ、胃および大腸の内視鏡検査を行ったが問題はみつからなかった。原因がわからないまま、身体のバランスが崩れているのかと思い来院された。

腹痛改善豊洲
 来院時、身体の各所に痛みはなく腹痛もなかった。バランスを診ていくと左の股関節に体重をかけるクセがあり、左足過重になっていた。左の腸腰筋(腰と股関節の筋肉)、右の腰部に強い緊張があった。片足立ちをしてもらうと右足で体重を支える事ができない。また胸腰移行部(背中から腰にかけて)の後彎が強く猫背であった。施術は両股関節に加重できるように、股関節、腰部にアプローチをする。胸腰移行部は強い後彎(猫背)を改善させる。2回目の施術後には筋肉の過度の緊張がとれ、4回目以降は右足だけで立てるようになる。腹痛は施術の回数を重ねる事に頻度、程度ともに減少し安定してきた。過敏性腸症候群豊洲
 コメント:処方された薬も効かず、検査でも特に原因が分からず、腹痛が起こる事を考えると不安になるとの事でした。友人から身体のバランスが崩れているのではと言われ来院されました。この方は身体バランスが崩れる事で内臓につながる神経の流れが悪くなり筋肉の過度な緊張が内臓機能を低下させていたと思われますが、同時に原因がわからず不安になる事も、影響を与えていた可能性があります。いずれにしても、身体のアンバランスな状態は良くありません。それは神経の流れを悪くし自律神経の問題を引き起こす事につながります。症状がなくてもバランスの悪さに心当たりのある方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。