049 歩行時における足首の痛み(ヒール足)

東京都文京区にお住まいで江東区豊洲にお勤め40代女性会社員デスクワーク

3~4日前から歩くと左足の足首が痛む。階段を下りる時、足を着いて体重がかかるとより痛む。特に思い当たる事はない。普段はデスクワークでヒールのある靴しか履かない。ゴルフ、水泳、ジョギングと運動も定期的に行っている。

足首の痛み豊洲ハイヒール
 来院時、左脚で片足立ちをすると左足首のやや外側に痛みがあった。足首を内側に曲げると外側が痛む。足踏みや裸足での歩行ではほとんど気にならないがつま先立ちだと痛みが出る。両足ともアキレス腱が硬く下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)に緊張がみられ、前脛骨筋(スネ横の筋肉)も張っていた。筋肉の緊張を緩め足首を動かしていく。重心がアンバランスであった為、腰椎、股関節にもアプローチし、両足の中央に体重がかかるように施術を行う。施術後はつま先立ちでの痛みは消失。3回の施術後には階段での痛みも出なくなった。

ハイヒール足首の痛み豊洲
 コメント: 来院時、ふくらはぎの筋肉が異常に硬く緊張していました。仰向けに寝てもらうとつま先が伸び、足の指は少し反りヒールを履いた時の足の形でした。いわゆるヒール足です。おそらく普段からヒールしか履かない事とデスクワークで座位が長い為、体全体の重心がおかしくなり体重を支える足首が不安定な状態になっていたと考えられます。ふくらはぎは硬く緊張し、スネの筋肉は伸長している状態です。こういった状態が続くと、足首だけではなく腰や股関節、膝にも負担がかかり、また外反母趾にもなりやすく様々な症状を引き起こす可能性があります。本来ヒールは身体に良くありません。ただし女性の場合、履かなければいけない、履きたいという方は多いと思います。そこで普段からケアをしてあげて下さい。ふくらはぎのストレッチや足首を動かす運動、そして必ず休足日を作る。(ヒールを履かない日をつくる)足や腰に痛みのある時は履かない。このようなケアをせずにヒールを履き続ける事は遅かれ早かれ体に問題を引き起こす可能性が高くなります。