078 あごの痛み(顎関節痛)

30代女性 会社員 デスクワーク他 東京都江東区東雲

以前より慢性的な肩こりがある。ここのところ仕事が多忙を極め、首から肩にかけて張り感が強かった。そのような状況の中、1週間前から口を開けると右側のあごに違和感があり、口を大きく開けると痛むようになった。さらに右首の張りが強くなった感じがして首を動かせなくなった。
来院時、首を動かすと右首に痛みがあり、バランスチェックをすると、頭が右に傾き、強い猫背で座位姿勢だと顎があがってしまう。そのため、首の可動範囲が極端に狭くなり、口を大きく開ける時に左あごがカクッと動き右あごが痛む。右首から肩にかけての筋肉の張りが強く、あごを動かす筋肉も緊張していた。施術は、首のバランスを取り戻すように矯正。前へのカーブを取り戻すように調整し、さらに左右のバランスも調整。その直後、口を開けてもらうと、あごの痛みが緩和していたため、首のバランスがあごの痛みと関連していると判断して顎関節の調整をおこなった。施術後、若干違和感が残るもののあごの痛みは消失し口を開けやすくなった。首の可動域も改善。継続的な施術をおこなうことで、5回目には違和感、痛みともに改善した。

顎関節症豊洲コメント:あごは、頭蓋骨の下に下顎骨という骨がぶら下がって関節しています。そのため、首がバランスを崩し、頭が傾いても下顎骨は重力に伴い真下へぶらさがろうとします。このギャップがゆがみとなって顎関節の問題を引き起こします。このゆがみにより、あごの左右の異なった筋緊張がうまれ、口を開ける時に左右の関節で異なった動きをしてしまうのです。これが、あごの痛みや開けづらさにつながります。今回のケースは、あごに症状がありましたが、元々は首のゆがみが原因となっていました。あごの問題はこのようなケースが多いといえます。顎関節の動きは大変複雑であり、今回のような簡単なケースばかりではありませんが、少なくとも首の状態と大きく関係していることは間違いありません。あごの開閉がスムーズではない、口を大きく開けると痛む、口が大きく開けられない、以前に顎関節症と言われた、といったような方は、あごだけではなく首に問題があるかもしれません。豊洲カイロプラクティックでは、症状の出ている場所だけではなく、根本原因を改善させることで問題を解決します。