079 深い睡眠がとれない(睡眠時無呼吸症候群の診断を受けた)

東京都江東区潮見にお住まいの50代男性デスクワーク

数ヶ月前に、睡眠障害の病院にて睡眠測定を行い睡眠時無呼吸症候群の診断を受けた。就寝中の眠りが浅く何度も目が覚めてしまう。以前より、からだのゆがみが気になっていて、ゆがみを含めて改善したいとのことで来院された。

睡眠時無呼吸症候群豊洲
 来院時、座っている姿勢が非常に悪い状態であった。猫背が強く、アゴが上がってしまっていて、頚椎のカーブが消失。動かして痛むようなことはないが、可動域が制限されていて正しい位置で首が動かない。首や肩、背中周辺の筋肉は緊張していた。とにかく背骨のカーブを正して、頚椎の安定したカーブを取り戻すことを目標に施術を行う。そして、寝方を改善してもらうようアドバイスをする。それまで使用していたまくらをやめてもらい、首を正しいカーブで保つようバスタオルで代用して上向きで寝てもらう。さらに座っている時間が長いということなので、背中が丸くならないように注意してもらう。その結果、4回目の施術時には、姿勢が良くなったと感じることができ、夜間、目が覚めることがなくなった。寝ているため、就寝中の無呼吸状態は不明だが、深い睡眠がとれるようになった。首のカーブが少し安定してきたため、頚椎を正しく支えるまくらを使用してもらい、より良い状態をキープできるように努めてもらう。

睡眠時無呼吸症候群豊洲
 コメント:この方のような姿勢は、頚椎や頭を支える筋肉、背中の筋肉に負担がかかるばかりではなく、神経や血液の流れにも大きな影響が出て、さらに呼吸時に酸素を肺に取り込む気道も圧迫される可能性が高くなります。背中の猫背が強いため、胸郭が広がらず深い呼吸もしづらくなります。良いことは全くありません。背骨のカーブを正しい状態で保つことは、姿勢の善し悪しだけではなく、健康全体に関係してきます。少し腰が痛むなど、からだのバランスも完全に回復したわけではないので、施術を継続していますが、この方の姿勢への意識と良くなりたいという意思によって、大きく改善したことに間違いはありません。今回のケースのように無呼吸やいびきなどは頚椎のカーブを取り戻すことで、改善するケースが多々あります。また、カイロプラクティックの施術は神経系にはたらきかけるので、自律神経のはたらきが安定して深い睡眠がとれるようになります。気になる方は、一度ご相談ください。