113 妊娠中の腰の痛み

東京都江東区豊洲にお住まいの30代女性デスクワーク妊娠7か月

現在、妊娠7か月だが、1~2ヵ月前から起床時に腰が痛くなった。その後、徐々に悪化している感じがあり、今では歩行時や長時間同じ姿勢をしていると痛くなってくる。特に硬い椅子に座っていると強く痛む。また、座っていると足を組みたくなる。痛みは左右両方に出るが、右に出ることが多い。妊娠中腰痛豊洲
来院時、妊娠7か月ということもあり、お腹が目立って大きくなり始めていました。可動域検査では痛みがないものの、座位姿勢から立位になる時に痛みが出ます。身体のバランス状態は、腰椎の正しいカーブが少なく、仙腸関節という骨盤の関節に負担がかかっていました。妊娠中のため施術は、スラストとよばれる矯正ではなく、筋肉を押して緩めたりストレッチする方法で行いました。仙腸関節に負担をかけないように腰椎の機能回復を目指して施術を行ない、3回目の施術で痛みは、ほぼ消失しました。

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コメント:妊娠中になると腰椎と仙骨の関節部において角度がきつくなります。これはお腹が大きくなることが原因なのですが、同時に腰椎の正しい前へのカーブも少なくなってしまいます。この状態は、骨盤や腰椎全体で重い身体を支えておらず、一部分に大きな負担をかけることとなります。今回のケースでは仙腸関節に過度な負担がかかってしまいました。実際、腰椎の正しい前弯カーブを意識した姿勢、動作をしてもらうことで、症状は大幅に軽減しました。妊娠中はある程度の負担は仕方がないと思いますが、正しい状態、もしくは正しい状態に近い状態で支えられていれば問題はありません。妊娠中はホルモンの関係で、ただでさえ関節が緩くなりやすく歪みやすい状態ですので、いかに正しい状態で姿勢を維持するかが重要になります。施術はもちろんのこと、負担の少ない姿勢や動作をアドバイスすることもカイロプラクティックの役割と考えます。できるだけ負担の少ない状態で出産を迎え、出産後もお身体の悩みを抱えずに子育てできるのが理想ですね。カイロプラクティックの施術は妊娠中でも受けられるますので、さまざまな症状でお悩みの方は、是非一度ご検討ください。