136 カイロプラクティック適応外のケース (帯状疱疹)

埼玉県さいたま市にお住まいの50代女性デスクワーク

昨日から背中のあたりから腰にかけて痛みがあり、今日は動作時にピキーンと強い痛みが走った。その後は動かす瞬間が痛み、しばらくその痛みが続く。しだいに状態は悪化してきた感じがするため来院。特に思い当たることはないが、ここのところ仕事がハードで睡眠不足である。帯状疱疹豊洲

整形外科テスト、神経学テストなどは特に問題はありませんでした。急性背部痛の可能性を疑い、痛む場所を冷却したところ症状は落ち着きました。そのため、胸椎、腰椎カーブを正しい状態に戻す施術を行ないました。しかし、動作によっては強い痛みが走ります。決まった動作ではなく、身体を動かした拍子に痛みがでます。いろいろな方法を試みましたが、大きな変化がないため、身体の構造バランス的な問題ではない可能性を疑い、医療機関の受診をお願いしました。結果からいうと、帯状疱疹による痛みであったようです。薬を処方され痛みは改善しました。付け加えていうと、はじめの視診で背中の皮膚に問題はありませんでした。通常、帯状疱疹は神経に沿って発疹が現れます。それは一切見当たりませんでした。ご本人も痛みが出た時に鏡で背中を見たようですが全く何もなかったとお話されています。はじめに整形外科を受診したところ特には異常はないと言われ、痛みどめを処方されたもののあまり効果がなく、翌日に内科を受診してわかったそうです。

視診豊洲カイロ

コメント:今回のケースはとても稀だと思います。帯状疱疹であれば発疹が出ることがほとんどです。当然、ご本人も急性的な背部痛だと思い来院されました。いずれにしても、早くわかって良かったと思います。カイロプラクティックの初回検査では、必ず痛みのある場所の皮膚を確認します。お医者さんでいう視診のようなものです。よって、お着替えをして頂き、お背中や腰の肌の状態も確認させて頂きますので、ご理解をお願いします。このようにカイロプラクティックの施術に適応しないケースもありますので、初回分析検査は必ず受けて頂きます。施術の途中であっても適応外と判断した場合、医療機関の受診をお願いすることもありますので、ご了承ください。