173 胸腰移行部の機能不全による腰痛(ぎっくり腰)

東京都江東区有明にお住まいの50代男性デスクワーク

2週間ほど前から腰に違和感があった。何となくやり過ごしていたところ、3日前に強い痛みが現れた。その日は1日中デスクワークであったが、午後から徐々に痛みが増してきた。帰宅時はイスから立ち上がるのが辛く、ゆっくりではないと歩くことができない。2日間、様子をみていたが状態が良くなる気配がないため来院された。

ぎっくり腰豊洲

来院時、左に身体が傾いていました。姿勢は前傾姿勢となり、身体を起こすことができていません。可動域検査も全ての動きで右腰に痛みがあり、特に前屈(前に曲げる)と左側屈(左に曲げる)で痛みが強くなっていました。各種検査から、バランスが崩れたことによる急性腰痛と判断し、施術を行ないました。いわゆるギックリ腰の状態です。腰部、臀部およびインナーマッスルの筋緊張を緩め、胸腰移行部の背骨を矯正しました。胸腰移行部は背中と腰のカーブの変わり目あたりです。1回の施術で前屈以外の痛みは消失。状態も7割方回復したとのこと。3日続けて施術を行なうと、ほぼ痛みは消失しました。豊洲ギックリ腰

コメント:この方の腰痛は、胸腰移行部とよばれる背骨の関節が機能しなくなることで、腰部への負担が増大したことが原因です。猫背での長時間にわたるデスクワークも良くなかったと思います。よって、腰部の負担を取り除くためにも、機能不全をおこしている胸腰移行部の機能回復が必要となります。この場合、痛みを起こしている部分だけに処置をしてもなかなか回復はしません。必要なのは胸腰移行部の矯正です。この方も、これにより2週間ほど前から感じていた症状が改善しました。なかなか改善しない症状は、根本原因に対して処置をしなければ改善しません。ただ安静にしていても良くなることはありません。また、このようなケースでは対症療法となる保険適応の治療では改善することが稀でありますので、早期改善のためにも豊洲カイロへご連絡ください。