椎間板ヘルニア自体を治すことと症状を改善させることは異なります

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椎間板ヘルニアの病態と症状は異なります

先日、「椎間板ヘルニアは治りません(症状は改善します)」という内容でブログを記載したところ、HPやブログで改善した例を取り上げていることについてご指摘を受けました。(クレームというわけではありません。どういう意味ですか?とご質問を受けた次第です)

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どうやら椎間板ヘルニアについて誤解をされているようです。椎間板ヘルニアとは軟骨の中心にある髄核が外に飛び出してきてしまうことを言います。ブログでは、「カイロプラクティックの施術によって、飛び出してしまった髄核を元に戻すことはできません。」ということをお伝えしたのです。椎間板ヘルニアという器質的な病態を直接治すことはできないということです。

参考図:イラスト解剖学より

椎間板ヘルニアの病態は治りません

これはカイロプラクティックだけではなく、他の民間療法でも同じであると考えます。カイロプラクティックの施術は、椎間板ヘルニアが原因となって現れている症状に対してアプローチをしています。椎間板ヘルニア自体を治すわけではありません。長期的な施術を継続していった結果、マクロファージによる貪食によってヘルニアが消失していることはあるかもしれません。でも、これはカイロプラクティックの施術が影響したかどうかはわかりませんよね。放っておいても消失したかもしれませんし、誰もわかりません。あくまでも、椎間板ヘルニア自体を治すのではなく、それによって現れた症状を改善させることをカイロプラクティックの施術では行っています。

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もちろん、適応外や効果が少ないケースもあります。よって、椎間板ヘルニアによる症状である場合、正確な分析と判断が重要になるのです。うまく説明ができていないかもしれませんので、ご不明な点は遠慮なくご質問ください。そして、これからも少しでもご理解頂けるように努力をしていきます。今後もブログなどで発信させて頂きたいと思います。