008 側弯症(そくわんしょう)による腰痛

神奈川県横浜市にお住まいの20代女性会写真

重い荷物を持った時に腰が痛くなり前かがみができなくなった。整形外科を受診すると骨には異常がないが側彎症と診断をされる。特に治療はせず様子をみるように言われるが、腰痛は改善しないため来院。徐々に動かすのはできるようになるが、長い時 間同じ姿勢でいるときつくなる。豊洲側弯症
以前より側弯症という診断はされていたようであるが、強い腰痛が出たのは初めて。前屈、伸展、左側屈の動きで右腰が少し痛む。同時に左腰は筋肉の緊張が強 かった。この方は、上部胸椎から上部腰椎にかけて(背中の上から腰の上あたり)右凸の側彎があり、下部腰椎のあたりに少し左凸のカーブがある。状態は上部 胸椎、下部腰椎に可動が減少、また左股関節に外方変位があった。施術は可動が減少している部分に可動性をつけると同時に左股関節の機能を改善させ左右両方の股関節に体重がかけられるように行った。5回の施術で動作での痛みが改善し約10回で長時間同じ姿勢でも問題がなくなった。側彎症があるため、予防も兼 ねてその後も継続的に施術を行う。豊洲側弯症矯正
コメント:側彎症は思春期の女性に発症することが多く胸椎の右凸が多いと報告されています。進行するとコルセットなどの矯正を行うこともありますが、原因は不明なものも多く、低度の側弯であれば背骨(胸椎~腰椎)の関節の可動性があれば日常生活では特に問題がないようです。実際、痛みを感じることもなく指摘され るまで気が付かない方も多数いるようです。問題は側彎なのではなく関節が機能しなくなると負担が大きくなるということです。側彎だから痛むのではなく、機能しなくなることで痛みが出ているわけですから、関節に可動性をつけるカイロプラクティックの施術は有効的であると思います。(疾患による側彎症や重度の 場合を除きます。この場合早急に専門医を受診して下さい)