026 鎖骨の痛みと側弯症

東京都江東区東雲にお住まいの30代女性会社員デスクワーク

3ヵ月前から左の鎖骨が前に出ているように感じる。始めは痛みなど何もなかったが、そのうち前に出ているところが痛むようになる。さらに状態は悪くなり、左の首から肩にかけて痛くなり、さらに左腕まで痛くなってきた。ここ数日は頭痛も出てきた。側弯症豊洲
 来院時、左鎖骨が前上方に上がっていて触ると痛む。腕や肩を動かしても鎖骨に痛みを感じる。姿勢を診ていくと胸椎(背中)に右凸の側彎(そくわん)があり、バランスを戻す形で首を左側に傾け左肩が不自然に上がっていた。鎖骨は熱感があったため冷却をする。側彎がある為、胸椎(背中)や頚椎(首)に働きの悪い関節があり、筋肉の緊張が強くなっていた。筋肉の緊張をとりながら胸椎、頚椎の関節にアプローチ。上腕(肩から肘まで)を動かしながら肩甲骨、鎖骨の動きを正しい状態に調整してバランスを整えていく。動かすと鎖骨に熱を帯びてくるので、家でも冷却をしてもらう。3回の施術で痛みは消失。ただし、鎖骨が出ている感じは残っていたので継続して行う。

豊洲側弯症矯正
 コメント: 元々、背骨に側彎があり、バランスが崩れやすい状態だったようです。ただし側彎は関節に正しい働きがあれば大きな問題にはなりません。この方は、デスクワークによって座っている事が多く日常的に姿勢全体が崩れやすい状態でした。その為、バランスをとる形で姿勢を歪めながら保持していたようです。それにより負担が大きくかかっていたのが左の鎖骨でした。痛みがとれてからは、負担のかからないデスクワーク時の姿勢をアドバイスしました。また、姿勢が崩れると側彎が大きくなり再発のリスクが高まるので、それを防ぐ為にバランスを整えるエクササイズをやってもらう事にしました。根本原因は痛みとは別の場所にあることが多いのです。