054 まくらが原因の頭痛、首痛、肩こり(朝起きると痛む)

東京都江東区豊洲にお住まいの30代女性デスクワーク

慢性的に肩こりがあり、ひどくなると頭痛が出ていた。1ヵ月ほど前から頻度が増え、一昨日からは頭痛が悪化。痛む場所は左首の上から左側頭部及び後頭部であり、起床時から午前中が特にきつい。午後になると何となく緩和してくる。思い当たる原因はこれと言ってないとの事だが、問診の中で2カ月前くらいから布団で寝ていたのをベッドに替え、枕も替えた事がわかった。

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 来院時、左首から頭にかけて重たい痛みが出ていた。頸椎の可動域検査を含めた動作では頭痛に変化はない。触診をしていくと首から肩にかけての筋緊張が強く後頭部は少し熱く感じられた。頸椎の3番目に歪みがあり首全体もストレートネックでカーブが少ない。後頭部を冷却し首の筋緊張をとってから頸椎を矯正しバランスを調整すると、帰宅時には頭痛は大幅に軽減。起床時に症状が強く出る事から、問診で明らかになった寝具や枕が影響していると予想され、頸椎カーブを正しく保つ枕を使用してもらい寝方についてアドバイスを行う。3回目の来院時には頭痛は完全に消失していた。デスクワークで腰から背中のバランスが崩れやすく頸椎や頭にも負担をかけている状態が続く為、全体バランスを整える施術を継続して行った。6回の施術で終了したが、本人の希望により2週間に1度のメンテナンス施術を継続中。

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コメント: デスクワークによって首に負担をかける姿勢が多く、日常的に後頭下筋という後頭部の筋肉が硬く緊張していました。そこに寝具が布団からベッドに変わった事で身体が沈み、さらに枕も大きい物に変わり、猫背状態を強く再現した寝方になってしまい、首に強く負担がかかってしまったようです。その為、頭を支える首が正常なカーブを保てず後頭下筋に緊張を強いていました。施術により緊張をとる事とその緊張を再現させない寝方によって改善しました。睡眠は動きの少ない同じ姿勢を長時間続けますので身体にとって負担のない寝方が必要になります。それは身体のバランスをリセットする事になり1日の疲れや歪みを改善させるのです。寝ていても身体が痛い、朝起きると身体が痛い、仰向けに寝られない方などは、身体と寝方に問題がある可能性が高いので専門家に診てもらう事をお勧めします。