056 ぎっくり腰(急性腰痛)

東京都江戸川区にお住まいの40代男性配達員

1年に2回くらいの頻度でぎっくり腰になり、1週間くらいは動けなくなる。安静にしていると徐々に落ち着くが、また忘れた頃にやってくる。職業柄、重い物を運び車の運転も多い。ぎっくり腰になる時は必ずしも重い物を持った時というわけではなく、今回もデスクワーク時に痛み出した。左腰が痛み動作時には腰の下の方に響く。
 来院時、歩行も辛いような状況。まっすぐ立っている事が出来ず前かがみで右側に身体が倒れていた。腰のやや左上の筋肉が盛り上がり腫れていて身体を動かす事ができない。下肢への痺れなどはない。炎症を伴った筋肉の過緊張が起きていた為、まずは冷却し血行を良くする施術を行う。その後、様子を見ながら腰部及び股関節の筋肉を緩める。少し身体を動かせるようになったので腰を支える必要性から胸椎を矯正。初回の施術で身体が起こせるようになる。連日施術を行い3回目の施術後は、右への傾きもなくなり腰部の腫れもひき、歩行も辛くなくなった。残った違和感を改善させる為、間隔を空けながら施術を行い5回の施術でほぼ問題ない状態に回復した。

豊洲ぎっくり腰
 コメント:今回も半年ぶりに動けなくなりひどい状態で来院されました。今回は思い当たる原因がないとの事でしたが、問診によって気になる事は多々ありました。職業柄、重たい物を持つ、車の運転が多い、仕事時間が不規則になる事が多い、最近は多忙で睡眠時間が少なく休日出勤が続いていた、とこのように全てが原因になりうる状態でした。腰痛にならない方がおかしなくらいです。持続的な疲労は自覚症状がなくても筋肉に負担をかけています。それは身体を支える背骨が不安定になっている事であり、そこからさらに負担がかかると防御反応として筋肉を固め何とか安定性を保とうとします。それは正常→急性腰痛ではなく、正常→慢性疲労(慢性腰痛)→急性腰痛という事なのです。慢性腰痛の方はもちろん、自覚症状がなくても疲労がたまっている方、睡眠時間が少ない方や座っている時間が多い方はおおいに気をつける必要があります。症状を再発し繰り返す方などは特に注意が必要です。思い当たる方は一度カイロプラクティックなどで診てもらうと良いでしょう。