062 腕を挙げた時の肩の痛みと背中の張り

東京都江東区豊洲にお住まいの50代男性会社員

以前から慢性的に背中の張り感があり、背中の痛みとともに徐々に両腕が挙がりにくくなり、腕を挙げると左肩に強い痛みが走るようになった。このままでは両腕とも痛みで動かなくなるのではと心配し来院された。

豊洲五十肩
 左肩は50度より上に挙げることができず、肩の筋肉のこわばりと痛みがある。右肩に痛みはないが、70度で挙がらなくなる。背中が全体的に円背(えんぱい=猫背)になり、背中の筋肉が後方へと引き伸ばされている。背中を起こすと痛みはあるものの両腕の挙がる角度が増した。これらから、背中から腕にかけて付着している広背筋が腕を後方へ引き下げ、腕を挙げる動きを制限していると思われる。円背を正し、体幹を起こすように矯正し、広背筋の働きを回復させると、両腕の可動域を取り戻した。さらに肩関節及び周辺筋肉のこわばりをとるために軟部組織の調整を行う。肩を挙げる可動域が80度までに改善。肩の痛みは少し残るものの、円背が改善したため背中の張りがなくなる。肩関節に関節炎の可能性も考え数回にわたり調整を加えていく。

豊洲五十肩
コメント:長時間のデスクワークや運動不足による悪い姿勢が、円背になり、体幹から腕が離れることで肩関節にかかわる筋肉や靭帯が引き伸ばされていました。これらが続くと二次的に関節や筋肉に変性が起こります。そして可動域の減少にともない痛みが続くことで症状がなかなかとれなくなり慢性化していきます。関節、筋肉、靭帯への負担を早期に取り除いていくことが、症状を慢性化させないことになり、とても重要になります。