064 妊娠中の腰痛、股関節

東京都江東区豊洲にお住まいの30代女性デスクワーク

妊娠5ヶ月。2カ月前くらいから腰痛が気になりはじめる。座位から立位になるなど同じ姿勢から動きだす時に痛む。また、歩きはじめや歩行時に右の股関節に痛みが頻繁に出始めたため来院。妊娠してから座っていると足を組みたくなり足を組んで座ることが多くなった。妊娠中の股関節の痛み豊洲
 来院時、腰椎の可動域検査では腰に痛みは出ないが左右に曲げると右股関節の前側に痛みが出る。バランスをみていくと重心が偏り、右股関節に負荷がかかっていた。特に腰から股関節にかけての腸腰筋群の緊張が強く固い。また背中が丸く姿勢が悪いため右股関節と下部腰椎に負担が強くかかってしまい痛みを出していた。この負担を取り除くためにバランスを改善させるが、妊娠中のため通常行う矯正は避け、主にストレッチを利用した方法で筋緊張をゆるめ関節に正しい動きを回復させる。2回の施術で腰部、右股関節ともに痛みは消失した。良い状態を維持するため寝方と座り方に注意をしてもらう。

妊娠中腰痛豊洲
 コメント: 妊娠中はお腹の赤ちゃんが大きくなるため、からだのバランスが大きく変化します。特に腰への負担はとても大きくなります。この方も少しずつからだが変化してきた結果、腰痛になり、さらに腰の動きと連動している股関節にも影響が出てきました。おそらく、もともとあったバランスの悪い癖が強くなってしまったのでしょう。幸い、施術の効果が早く現れたため、バランスに気をつけて生活すれば大きな問題はないと思われます。しかし、さらに赤ちゃんが大きくなれば症状が再発することもありますので引き続き注意が必要です。カイロプラクティックの施術は妊娠中でも受けられます。もちろんお腹に負担のかけない方法で施術をします。妊娠中の症状は、お腹の赤ちゃんにも負担をかけている事がありますので、症状のある方は早めに改善しましょう。また、妊娠中における姿勢の注意点やエクササイズもアドバイスします。意外と妊娠中のからだに負担をかける事を気がつかずにやっている方もいますので、心配な方は早めにご連絡ください。