077 椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛、ふくらはぎの痛み

東京都江東区豊洲にお住まいの40代女性会社員デスクワーク

以前、腰痛で椎間板ヘルニアの診断を受けたことがある。最近、症状はおさまっていて全く問題がなかった。仕事でお座敷にて横座りをしなければならず、およそ2時間横座りをしていたところ、夜になって寝ていると左のお尻から太もも裏とふくらはぎにかけて鋭い痛みが現れた。朝になっても痛みは変わらず歩くのも辛いため来院された。

ヘルニア豊洲
来院時、腰の前かがみ(前屈)、後へ反らす(伸展)の動作で左おしりの奥に痛みが現れ、歩行では、左ふくらはぎに何とも言えない痛みがでる。座っていれば楽になるが、立ちあがり動き出すと痛む。腰部には筋緊張がみられるが、おしり、太もも、ふくらはぎに緊張はない。椎間板ヘルニアのSLR検査は陽性。腰椎椎間板に問題が起きている可能性が高いと予想された。施術は、筋緊張が少ない痛みの出ている部分はあえて触らず、原因と思われる腰椎に対してアプローチ。腰部の筋緊張を緩和させ、けん引と腰椎の矯正。さらに、立位にて腰椎のカーブを正しくはたらかせるように矯正した。これをくり返すと、ふくらはぎの痛みは消失しお尻の痛みも緩和した。すぐに状態が戻ると予想できたため間隔を空けずに施術を続ける。調子には波があるものの、2週間後には症状は軽減した。長時間のデスクワークだと再発しやすいため負担の少ない座り方をアドバイスした。

豊洲ヘルニア
コメント:この方は椎間板ヘルニアの既往歴がありました。症状はおさまっていたようですが、横座りをした結果、症状が再発したと思われます。特に左側に膝を向けての横座りであったため左腰が長時間伸ばされてしまいました。それは腰椎椎間板に対してヘルニアを悪化させる姿勢でした。原因は腰椎の椎間板性の問題と判断したため腰椎にのみアプローチしました。おしりやふくらはぎには触れず腰椎の安定した前へのカーブを回復させることに重点をおき施術をしました。改めて根本原因にアプローチする重要性を再認識しました。椎間板ヘルニアなどの診断を受けたことがある方は、症状が出ていなくても日常生活での動作や姿勢には十分気をつける必要があります。ただし怖がることはありません。自分自身の状態を把握して正しい姿勢や動作を認識していれば問題はありません。運動も楽しめます。豊洲カイロプラクティックでは症状改善だけではなくこういった注意点もお伝えしています。

※すべての椎間板性の問題に対して適応というわけではありません。適応外と判断した場合、医療機関の受診をお願いしています。