086 背中の痛みと呼吸の苦しさ(妊娠5か月)

東京都江東区有明にお住まいの30代女性妊娠5カ月デスクワーク

妊娠した5カ月前から肩こりがひどくなり背中も痛くなって呼吸をするのも苦しい。つわりのせいかと思っていたが、つわりが落ち着いても改善せず、接骨院で1週間毎日、電気治療とマッサージをしてもらっていたが変化がないため来院された。

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頚椎や胸椎、肩関節の可動域検査は問題がない。身体のバランスをチェックしていくと、座位時の姿勢が非常に良くない。上部胸椎の後弯が強く、猫背がひどい。 それにより肩関節は前へゆがみ胸郭の動きが制限されていた。首から背中、首から肩、背中から腰にかけての筋肉、さらに胸の筋肉緊張が強い。上部胸椎という背中の上の方の背骨の働きを回復させるために矯正を行う。妊娠中のため、負担のかからないポジションで矯正して筋肉が過緊張しない状態に戻す。上のお子さんの抱っこや家での座位姿勢をチェックし負担のかからない状態にしてもらうようアドバイスをする。さらに簡単にできるストレッチをお伝えし実行し てもらう。3回目の施術後には、疲労すると肩こりを少し感じるものの、背中の痛み、呼吸の苦しさは改善した。

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コメント:妊娠中のホルモンの関係で 身体がゆがみやすい状態のため、背骨が正しい状態で維持できなくなっていました。その結果、肩甲骨、肩関節が前にゆがみ猫背が強くなっていました。それが胸郭の動きを制限して呼吸にも影響を出していたと思われます。妊娠中はお腹が大きくなるため、ただでさえ呼吸が浅くなってきます。負担の少ない正しい姿勢で身体を支えることが必要です。また、猫背が強い場合、お腹に体重がかかるため子宮を上から圧迫しています。お腹の赤ちゃんのためにも猫背を改善して上につられる正しい姿勢が求められます。カイロプラクティックの施術は妊娠中でも可能です。もちろん、妊娠を考慮した通常とは異なった方法で施術を行ないます。不安のある方は、遠慮なくお問い合わせください。