108 椎間板性の問題と思われる全身と足の痛み

東京都江東区豊洲にお住まいの20代女性介護施設スタッフ

数日前から急に下半身が重だるくなり、日に日に症状が悪化。特にふくらはぎが痛くて歩くのも辛くなる。その後、両足全体に痛みが波及して、筋肉も固くなっている感じ。さらに首や肩周りにも波及して全身に痛みが出てきて、辛くて仕方がない。介護の仕事なので、中腰なども多く身体がきつい。整形外科、内科では特に問題は見つからないと言われ、少しでも楽になりたくて来院された。およそ10年前に腰椎椎間板ヘルニアの診断を受けたことがある。職業柄、腰痛は時々、現れる。

全身だるい豊洲
 来院時、全身が重だるく、ふくらはぎを中心に痛みが強いとのことで歩行動作が不自然でした。整形外科テスト、神経学テストでは特に問題がないものの、ふくらはぎを中心とした下半身の筋肉の緊張が異常に強い状態でした。脊柱バランスは猫背による前傾姿勢が強く、腰と骨盤に負担がかかっていましたが、通常のバランスの悪さによって筋肉緊張とは異なる感じがありました。検査や状況から、ウイルス感染など内科的疾患による症状であれば改善はしない旨を伝えると、内科での血液検査の結果待ちということでしたので、様子をみながら施術をすることを提案しました。(明日も仕事なので少しでも楽になりたいというご本人の希望もあり、医療機関を受診後に来院されているため施術による症状悪化のリスクは少ないと判断しました。)腰椎、仙骨の関節をけん引し、胸椎と腰椎のカーブ移行部を立位にて矯正。腰椎の正しいカーブを回復させる施術を行ないました。すると明らかな変化が現れ、痛みはあるものの楽になりました。徐々にふくらはぎの緊張が緩和したため足首が曲がり、歩行動作も楽になりました。本人も驚くほど楽になられたようです。椎間板ヘルニア痛み豊洲

コメント:後日、内科での血液検査の結果がわかりましたが、筋肉を診る数値が異常に上がっていたということでした。念のため再検査したところ、数値が下がっていたこともあり、経過観察となり問題があれば再来院となりました。おそらくCPKという数値であると思いますが、通常50~300くらいであるところが、5000という異常な数値だったようです。内科の医師もびっくりした数値でしたが、原因はよくわからないとのことでした。年齢が若いため可能性は低いそうですが、筋疾患や心筋梗塞や脳梗塞などがあるとCPK数値があがるとのことです。はっきりした原因は不明ですが、「椎間板ヘルニアの負担によって腰痛を起こしている方」に対して通常行うカイロプラクティックの施術を行なった結果、改善しましたので、おそらく椎間板ヘルニアという器質的な問題によって椎間板内圧が変わり腰椎に負担がかかってしまったと考えられます。その結果、神経の伝達に何かしらの問題が起こり、神経、血液循環が滞り、筋肉が機能不全を起こしてしまったのではないかと思います。その後、慢性的な腰痛のケアも含めて施術を継続しています。今回のようなケースが起こりにくくするためにも、腰椎をはじめとする身体のバランスを正しい状態にしておくことは大切です。今回は稀なケースではありますが、病気などのリスクマネジメントをしていればカイロプラクティックの施術を受けて頂くことは可能です。医療機関を受診して問題がないと言われたケースでは、カイロプラクティックの施術が有効となることもありますので、ご検討ください。ご相談なども遠慮なくお尋ねください。
 ※豊洲カイロにてお身体を確認させて頂いて適応外と判断した場合は、施術を受けて頂くことはできません。